英国 The Economist 誌を読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economist を読んだ感想を書きます

オンラインアパレルショップの未来

The Economist 誌の8月18日号にスタートトゥデイに関する記事が載っています。

 

www.economist.com

 

服のオンライン販売では試着が出来ないことが大きな課題であり、イギリスの大手 ASOS は「複数サイズを注文可として不要分を返却してもらう」というコストの高い方法でしか対応できていないそうです。現実は厳しそうです。

 

そんな中 3D スキャンによってサイズを測る Zozosuit のユニークさならびに、同社の日本でのオンラインでの存在感については肯定的(というよりも事実を並べている)としている一方で、既に Zozotown は飽和点に達しているのではないか、という見方や、 Zozosuit は海外事業拡大に寄与するか不透明である、という見方が紹介されており、最後は「海外進出の前に自国でもっとがんばらないといけないでしょ」と締められています。

 

創業者である前澤さんが Twitter においてアクティブにご活動されているので少し興味を持って記事を読みましたが、「ユニクロに服を買いに行く服がない」という状態を解消できる程度のサービスだと思います。 実店舗型のアパレル業界はノルマの激しいブラックと聞いているので、現場で働く彼らの待遇改善に繋がればと思います。

 

とはいえ、トーク力(あるいは外見の良さ)を武器として、結果を出している人たちにとっては単なるマイナスでしょう。そして何より雇用の総数が減ってしまうかもしれませんね。