英国 The Economist 誌を読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economist を読んだ感想を書きます

大麻使用のリスクを理解するための動物実験は割高だったが、今は北米からサンプルが無料で届く

The Economist 誌の 3 月 23 日号に大麻と精神病のつながりに関する興味深い記事が載っていました。

www.economist.com

曰く、ヨーロッパにおけるある研究によれば THC(テトラヒドロカンナビノール: 大麻/マリファナの主な有効成分の一つ)含有率 25% 以上の強い大麻/マリファナの常用者は精神病になるリスクが 5 倍増となるとのこと。(含有量の少ないものでも常用している場合はリスクが 3 倍増)

 

昨今、北米における娯楽用大麻使用解禁後の新しいブームが到来し、一躍脚光を浴びている大麻業界にとっては、あまり都合の良い結果ではないようにも見えます。とはいえ、アルコールの酒類業界、ニコチンのたばこ業界、カフェインの珈琲業界など、その依存性/危険性については様々な形で様々に示されていますが、あまりあるメリットが先行して依然として健在です。大麻業界も同様ではないかとみています。

 

タイトルには「大麻使用のリスクを理解するための動物実験は割高だが、今は北米からサンプルが無料で届く」という、ある科学者のコメントを載せました。いい得て妙だと思います。大麻/マリファナについては、たばこと同様に自分がやりたいとは(現時点では)思っていません。しかし、大麻業界については、ゆっくり眺めながら生きていきたいと思います。