新年最初の The Economist 誌 1 月 4 日号から、今年から始まる(?)日本人の名前の英語表記変更に関わる記事が載っていました。
苗字→名前の順番である日本人の名前を明治維新の西洋文化取り入れの中で西欧風の名前表記である名前→苗字の順番にした、という話が森有礼や福沢諭吉を引用して触れられています。*1。そしてこの度、それを苗字→名前の順番に変えるというものです。
その説明を同誌は「安倍政権の伝統回帰的」に帰するものであるかのように行っているだけでなく、上述の名前→苗字の順番が隣国である中国韓国との関係悪化(植民地支配を含め)につながった一つのステップだとみています。
実務的には、英語が母語の国で働いている身として従来の名前→苗字の順番で慣れてきているので、今更大々的に説明して変えるのも面倒だなと思いますし、同様に大企業のビジネスマンたちも取引先などへの説明が大変になるのではないか、と邪推してしまいます。
*1:それもご丁寧に苗字→名前の順番 (Mori Arinori)で表記されている